これは「あご♪」(人間の手にあごを乗せる)を練習しているところ。あごを乗せてくれさえすればクリッカーを鳴らせるのに、なかなかそうはしてくれませんね。「お手」してみたり。鼻で跳ね上げてみたり。それでもだめなら噛んでみたり!「おや?」と思った人はいませんか?「ダメ!」「ちがう」とちゃんと言った方がいいのではないでしょうか?
クリッカーでは、こんなときも犬のした行動を否定するようなことは決してしません。そのかわり、「あご」に少しでも近い行動をするまで待ってカチン!
その経験が犬に何を学習させたのかは、その後の展開を見れば一目瞭然です。手を乗せたり噛む行動は減り、その代わりあごを乗せる行動が増えていきます。それはなぜなのか。「うれしいことが起きた行動は増え、逆に、起きない行動は減っていく」からです。
こんな何気ない風景を撮った10秒の映像からでも、ボクたち/アタシたちは、「それは違う」「それはダメ」と否定されなくても、何をしたらほめられ何をしたらほめられないのかを、自らの経験から、そして自らの力で学習していけるんだ、犬が語りかけてくれているように私には見えます。しかもそこには大きな違いがあるのです。「本当はしたいけど叱られるからやらない」のと「もうやらない / やらなくてもいい」と自分で「しない選択」ができるようになるのとでは、長い目で見たときどちらがいいのか、私たち人間のことを振り返ってもよくわかりますね。
さて、あなたは「ダメ」と犬のした行動にフタをすることを簡単にしていませんか? 本当はそれを言わなくても、私たちがチャンスさえ与えてあげれば犬は自分で学習していけるのに、その目を摘んではいませんか?
クリッカーはゴールではなく「きっかけ」。 あなたと犬との毎日を見つめなおすきっかけです。
クリッカーは犬の年齢(月齢)を問わず、また、初心者の方でも何の問題なく始められます。それどころかこのDVDでは、 初心者の方や「今まで何もしてこなかったから、犬が大変な状態で・・」という方にこそご活用いただけるように、 まったくできない状態から犬が少しずつ学習していく過程を、映像とともに ステップ・バイ・ステップで丁寧に解説。どうぞあなたも今日から安心して始めてください。
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